2月24日、ヒューリックホール京都で開催する「鹿の劇場2024 音と言葉をめぐるたび」では、ふたつの演目をお届けします。
[*詳細 https://artsoudan.tanpoponoye.org/news/4130]
武内美津子×志人、アゴラ太鼓×ンコシ・アフリカという初共演の2組が公演にむけて稽古を重ねているところです。
今回は武内美津子×志人の稽古の様子をご紹介します!
詩作からダンス、演劇など幅広く活動を行い、東京2020パラリンピック開会式への出演でも知られる武内さんと、独自の日本語表現を探求しながら、言葉と音を中心とした芸術活動を行う志人(シビット)さん。「見えること・見えないこと/聞こえること・聞こえないこと」をテーマにおふたりが対話をしながら詩をつくっていきます。
この日は、気持ちのいい光が差し込む部屋で、創作に関係することもそうでなさそうなことも、いくつもの言葉が交わされました。
武内さんは、これまでつくられた詩が保存されているPCを持ってきてくださいました。音声読み上げのスピードに「はやいですね」と驚く志人さんにたいして、「え~これゆっくりな方よ!」とはつらつとこたえる武内さん。
好きな季節、行ってみたい土地、心地よい音・苦手な音、話しかけてくる鳥の話、見えないものが発する音の話…
おふたりの会話そのものがゆったりとした散歩のようでもあり、武内さんと志人さんだけが私たちとは違う風景を見ているようでもありました。
気がつくと昼食の時間を過ぎてしまうほどおふたりの会話の散歩はつづきました。
予定している対面での稽古は3回。離れているあいだも声や音でやりとりを続けましょう、ということに。
志人さんが普段使われているレコーダーを教えていただき、武内さんも同じ機種を使って録音を試みることになりました。