知らない国に旅にでると、目にするもの耳にするもの、肌に触れる空気、すべてが普段の生活と違っていることにとまどうことがあります。同時にいつもとは異なる感覚の回路がひらくようなことも。
今回は異なる場所で活動してきたアーティストや団体の共演による、ふたつの演目をお届けします。活動のなかで醸成されてきた固有の言語や文化をもつ人どうしが、今いる場所から旅にでてお互いの表現にふれたときに、何がうまれるのでしょうか。ぜひご来場ください。
▼日時:2024年2月24日(土)13:30開場 14:00開演(終演は16:00を予定)
▼会場:ヒューリックホール京都(〒604-8023 京都府京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2立誠ガーデン ヒューリック京都1F)
▼定員:120名(全席自由)
◎料金:一般2,000円(当日2,500円)、中高生1,000円(当日1,500円)
*介助者1名まで無料、小学生以下無料
*文字字幕での情報保障を予定
*イヤーマフ貸出あり(先着3台)
主催:一般財団法人たんぽぽの家|令和5年度障害者芸術文化活動普及支援事業(厚生労働省)
協力:NPO法人DANCE BOX
【チケット購入はこちら】
以下の3つの方法のいずれかでチケットをご購入ください。振込決済の場合は、2月20日(火)までに料金をご入金ください。振込先はこちらをご確認ください。
・[ チケット販売サイトPeatix ]
・[ WEBフォームより申込 (振込決済)]
・[ メールまたはFAXにて申込(振込決済)]
E-mail: artsoudan@popo.or.jp/FAX:0742-49-5501
※お名前、ご所属、電話番号またはメールアドレスと参加人数を明記ください。
・武内美津子(バイリンガル女優、詩人、表現者)× 志人(語部・聲・Vocal Artist)
・アゴラ太鼓(和太鼓チーム)× ンコシ・アフリカ(アフリカンパーカッションバンド)
〇武内美津子×志人
詩作からダンス、演劇など幅広く活動を行い、東京2020パラリンピック開会式への出演でも知られる武内美津子(たけのうちみつこ)さんと、独自の日本語表現を探求しながら、音楽表現・舞台芸術・古典芸能といった分野で言葉と音を中心とした芸術活動を行う志人(シビット)さんによる共演。「見えること・見えないこと/聞こえること・聞こえないこと」をテーマに、二人の出会いから生まれた詩を表現します。
〇アゴラ太鼓×ンコシ・アフリカ
奈良の音楽教室「アゴラ音楽教室」から生まれた和太鼓チーム「アゴラ太鼓」と、アフリカンマリンバやジャンベなどの南アフリカの音楽を伝える、ジョゼフ・ンコシさん、河辺知美さんによるユニット「ンコシ・アフリカ」によるコラボレーション。太鼓という共通のメディアをベースに、アフリカと日本という文化とリズムの重なり合いをお届けします。
〇アフタートーク「出会いと創作のプレイバック」(進行:小島剛)
子どもとアーティストの様々なコラボレーションを生み出してきた「タチョナ」の小島剛さんの司会で、今回のクリエーションにあたり、どのような出会いからパフォーマンスが生まれ、どのような驚きや発見、喜び、そして戸惑いがあったのか、それぞれの出演者よりお話を伺います。
*それぞれのプログラムの間に休憩が入ります。
*プログラムの順番や上演時間等は、詳細が決まり次第たんぽぽの家のウェブサイトにてお知らせします。
*パフォーマンスの中で大きな音が出ます。イヤーマフ(先着3台)の貸し出しを行っております。
[ 鹿の劇場とは?]
一般財団法人たんぽぽの家(奈良)が開催するパフォーミングアーツのショーケース。2012年奈良県障害者芸術祭HAPPY SPOT NARAのプログラムとしてスタートした。関西を中心に障害のある人の舞台芸術を幅広く紹介している。今年度はさまざまなジャンルで活動してきたアーティストや団体のコラボレーションによる企画をお届けします。
昨年度行った「鹿の劇場2022」の記録動画も販売中です! https://tanpoponoye.stores.jp/items/63dcc6d7e2f3b61d7eeff711
〇武内美津子(バイリンガル女優、詩人、表現者)
大阪府堺市在住 71歳。2004年、51歳の時、突然病に倒れ死線を彷徨い、10年以上かけて回復するも視力を失い、現在、 病と視覚障害と共に生きている。2014年より舞台表現を始め、 一人芝居で金賞やグランプリなど受賞多数。 国内外の公演にも出演、2021年 「True Colors Festival」,「東京2020パラリンピック」 開会式にも出演。2022年より、 ミックスエイブルのダンスカンパニー<Mi-Mi-Bi> のメンバーとしても活動中。また、文芸活動ではNHKハート展に 入選など、受賞多数。絵や書も書き、その創作過程を披露、 講演も精力的に行い、多岐にわたる活動を行っている。 (photo: Junpei Iwamoto)
〇志人(語部・聲・Vocal Artist)
独自の日本語表現の探求により言葉に秘められた全く新しい可能性を示す。音楽制作のみならず、舞台芸術、古典芸能の語部やアーティストらと協働して分野を超えた活動を行う。
京都国際舞台芸術祭では松本雄吉(維新派・演出)林慎一郎(極東退屈道場・脚本)『PORTAL』の舞台にて主演を担う他、「音で観るダンス」では、音により視覚情報を補助する音声ガイドを担当。藝大プロジェクト2022 「藝大百鬼夜行」では ストラヴィンスキー『兵士の物語』を川村亘平斎(影絵師)×志人(語部)×藝大生で公演。漢検・漢字博物館(漢字ミュージアム)での「企画展『カンジ・ムジカ』~春と愛と漢字に溺れる、音とアートの企画展~」では、言葉の起源を表現した空間演出を行う等、言葉と音の源流を遡上する芸術活動を行っている。
〇アゴラ太鼓(和太鼓チーム)
知的障がいを持つ子どもたち、その家族と共に1995年に奈良で結成した和太鼓チーム。アゴラとはギリシア語で、街の中心にあり人々が集まる「広場」という意味です。結成当初は古タイヤで練習、その後少しずつ太鼓を購入し、ようやく全員で練習できるだけの太鼓が揃いました。ふだんはメンバーの実力に合わせて作曲した曲を中心に週1回練習を行い、時には三宅太鼓や秩父屋台囃子など伝統的な曲にも挑戦して地域のイベントなどで演奏しています。現在メンバーは初心者チームを合わせて18名、活動にはお母さんたちも参加しています。
〇ンコシ・アフリカ(アフリカンパーカッションバンド)
南アフリカ共和国出身ジョゼフ・ンコシと大阪出身河辺知美によるアフリカンパーカッショングループ。手作り楽器も含めた様々なアフリカの楽器を演奏する。人と人を繋ぐ音楽の力を信じ、ジャンルを超えたミュージシャンとの共演も多数。力強いリズムは共演者のみならず、聴く人も巻き込みエネルギー溢れる空間を作る。学校公演やワークショップも積極的に行い、楽譜のない自由なアフリカ音楽の楽しさを日本の子どもたちに伝えている。
専用の駐車場はございません。公共交通機関のご利用をおすすめしております。
〇電車
阪急京都線 京都河原町駅(木屋町北出入口)→徒歩3分
京阪本線 祇園四条駅(4番出口)→徒歩5分
〇バス
京都市バス 四条河原町→徒歩3分
京都バス 四条河原町→徒歩3分
京阪バス 四条河原町→徒歩3分
K.LOOK 四条河原町→徒歩3分
WEBフォーム、メールまたはFAXからのお申込みでチケットを購入される方は、下記の振込先に2月20日(火)までに料金をご入金ください。
〇銀行振込み
南都銀行 西ノ京支店(普通)2078235
または、ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店(当座)0007812
名義:一般財団法人たんぽぽの家
〇郵便払込み
01080−6−7812 加入者名:一般財団法人たんぽぽの家
*通信欄に「鹿の劇場チケット代」とお書き添えください。
*やむをえない事情により、公演内容を変更させていただく場合があります。最新情報はたんぽぽの家のウェブサイト、facebookをご覧ください。
*ご入金いただいたチケット代は、原則としてご返金いたしかねますのであらかじめご了承ください。
[ご案内:パフォーミングアーツの広場]
障害のある人がかかわるパフォーミングアーツや関連するトークの動画をあつめ、その多様さや魅力を伝えるウェブサイトです。舞台で発表されたものもあれば、日常に近い場面のワークショップなども。鹿の劇場観覧の前にあわせてぜひご覧ください!
https://performingartsnohiroba.tanpoponoye.org/
イメージ画 :Tadashi UEDA/Abigail
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4一般財団法人たんぽぽの家
Tel. 0742-43-7055 FAX. 0742-49-5501 E-mail artsoudan@popo.or.jp