2月24日、ヒューリックホール京都で開催する「鹿の劇場2024 音と言葉をめぐるたび」では、ふたつの演目をお届けします。
武内美津子×志人、アゴラ太鼓×ンコシ・アフリカという初共演の2組が公演にむけて稽古を重ねているところです。
今回はアゴラ太鼓×ンコシ・アフリカの稽古の様子をご紹介します!
アゴラ太鼓は奈良で1995年に結成した和太鼓チーム。知的障害のある子どもたちと、その親御さんも一緒に演奏されています。
ンコシ・アフリカはジョゼフ・ンコシさんと河辺知美さんによるアフリカンパーカッショングループ。ジャンベ、ドゥンドゥンといったアフリカの楽器のほか手作り楽器の演奏も。
はじめましてのこの日、アゴラ太鼓さんの練習場にンコシ・アフリカのおふたりがやってきて、まずは音の自己紹介タイム。
一音一音が風となって身体に押し寄せてくるようでした。太鼓の前列、赤いTシャツを着ているのが代表の水野恵理子さん。
続いては、ンコシ・アフリカのおふたりによる音の自己紹介です。河辺さんがジャンベを、ジョゼフさんはドゥンドゥンを演奏。
途中でリズムがかわったりするのを、ノリノリで聞きました。
聞いてみるとやってみたくなるもので…
自然とアゴラ太鼓のみなさんのジャンベとドゥンドゥン体験がはじまりました。
徐々に、即興のやりとりからリズムが立ち上がってきます。
息を合わせてぴったり終わると、「おおー!」と周りから声がもれます。
ンコシさんの楽器に興味津々で演奏するアゴラ太鼓のメンバーのまわりでは、他にもいろんなことが起こります。
ンコシさんが持ってこられた楽器を身に着けて踊る人からは、また別のリズムや振り付けのようなものがうまれる瞬間も。
あちこちで現象が起きながら、全体が混ざり合い大きなうねりになっていくのを感じました。
そんな風にお互いがもつリズムやお喋りの仕方のようなものを見せあい、交換したあと、アゴラ太鼓のレパートリーの楽曲にンコシさんが入ってみました。
和太鼓のリズムとアフリカのパーカッションのリズムが近づいたり離れたりしながら、なんとも複雑な音楽がうまれました。
最後はみなさんで感想を聞きながら、さて本番はどんなことをしよう?と考えていったところでこの日は終了。
稽古は全部で3回を予定しています。打楽器どうしの共演、どんなことになるのでしょうか!
(レポート:中島香織)
●鹿の劇場2024「音と言葉がめぐるたび」
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