今年は、MoMAで開発されたVisual Thinking Curriculumが日本に上陸して30年になります。当初は「人前で自分の意見を話しながら鑑賞するなんて、奥ゆかしい日本人には絶対に無理だ」と言われながらもその後、VTCは対話型鑑賞という名称で美術館・博物館や学校教育現場に徐々に普及していきました。「対話型鑑賞」をネット検索すれば100万件もヒットすることからも分かるように、現在は美術・教育界にとどまらず、科学、医療、ビジネス界でも用いられるようになっています。本フォーラムはこうした領域を超えて対話型鑑賞に取り組む実践者が一堂に会し、その歴史と展望、そして未来に向けての課題を話し合う初めてのフォーラムです。
企画詳細・お申込方法などは随時更新予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
▼開催日:2022年8月20日(土) 10:30~17:30、21日(日) 9:00~17:30
▼会 場:東京国立博物館 平成館大講堂
▼定 員:150名(先着順)および同時配信
▼参加費:会場8,000円(2日間通し)/配信視聴1,800円(各日)
※緊急事態宣言等が発令された場合、会場及び行政の指示に従い対面開催を制限することがあります。
◎ お申し込み
チケット販売ページは こちら 発売中
※参加お申し込みは、オンライン受付サービスPeatixからのみ受付いたします。
-チケットを事前にご購入いただく必要がございます。
-購入券種と枚数のお間違えにご注意ください。
- 緊急事態宣言等が発令された場合、会場及び行政の指示に従い対面開催を制限することがあります。
◎ 企画趣旨
ニューヨーク近代美術館(MoMA)は1980年代後半、Visual Thinking Curriculum(VTC)と呼ばれる鑑賞プログラムを開発しました。従来の、MoMAのスタッフから来館者に向けた一方通行の作品解説ではなく、VTCはスタッフと来館者、時に来館者同士の対話を介して作品を鑑賞していこうという試みです。
1993年から3年間、逢坂恵理子と福のり子は日本の美術関係者を対象に、MoMAでVTC研修を実施。その後、VTCはVisual Thinking Strategies(VTS)と名前を変更し、日本では「対話型鑑賞」と呼ばれて美術館や学校教育現場に徐々に広まっていきました。近年、同鑑賞法はサイエンスや医療・ケアの分野でも評価され、さらにビジネス界でも大きく期待されるといった、30年前には考えられなかった広がりをみせています。しかし冷静に現状を分析すれば、様々な問題点や課題が散見されるのも事実です。例えば、対話型鑑賞への理解の多くが、「自由」に「見たいように見ればよい」に留まっていること、ファシリテーターの育成が追いついていないことなどです。このような課題にいま真剣に取り組まなければ、対話型鑑賞はブームで終わってしまうのではないかという危機感を抱いています。
対話型鑑賞日本上陸30周年を迎えるにあたり、一度立ち止まって、その歴史を振り返り、現状を把握し、問題や課題を浮き彫りにしていきたいと思います。そして未来に向けて、私たちは何をしていくべきなのかを、各分野で対話型鑑賞と関わって来られた方々と語り、考えていくためのフォーラム「対話型鑑賞のこれまでとこれから」を開催いたします。多くの方々のご来場を、心からお待ちしております。
2022年5月吉日
京都芸術大学 アート・コミュニケーション研究センター
所長 福 のり子
◎ 登壇者・モデレーター ※敬称略・順不同
逢坂 恵理子:国立新美術館長
都筑 正敏 :豊田市民芸館館長(元豊田市美術館学芸員)
黒澤 伸 :公益財団法人 金沢芸術創造財団 事業課 芸術・交流アドバイザー
金沢市民芸術村 総合ディレクター(元金沢21世紀美術館副館長)
稲庭 彩和子:独立行政法人国立美術館 主任研究員
原 泉 :山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーター
沼田 芳行 :埼玉県所沢市立向陽中学校 校長
似内 達吉 :大阪市立東淀中学校 教諭
末永 幸歩 :『13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)著者、東京学芸大学 個人研究員
浦和大学学校教育学科 講師、九州大学芸術工学府 講師
三成 寿作 :京都大学 iPS細胞研究所 特定准教授
森永 康平 :ミルキク代表、獨協医科大学 非常勤助教、MED AGREE CLINICうつのみや院長
大野 照文 :高田短期大学図書 館長(元京都大学総合博物館館長)
加藤 種男 :クリエイティブ・ディレクター
企業による文化振興に取り組むとともに、文化政策提言、アーツカウンシルの推進、
創造都市の推進、アートプロジェクトの促進とそのネットワーク化に取り組んできた。
ミモカ美術財団理事、SOMPO美術振興財団評議員、アートNPOリンク理事なども務める。
藤原 綾乃 :公益財団法人 福武財団 アート部門
臼井 隆志 :株式会社MIMIGURI ファシリテーター・アートエデュケーター
森 功次 :大妻女子大学国際センター 専任講師
北野 諒 :大阪成蹊短期大学 幼児教育学科 講師
平野 智紀 :内田洋行教育総合研究所 主任研究員
伊達 隆洋 :京都芸術大学アートプロデュース学科 准教授・学科長
同 アート・コミュニケーション研究センター 研究員
福 のり子 :京都芸術大学 教授 、同 アート・コミュニケーション研究センター 所長
◎ プログラム(予定)
[1日目]
09:30〜10:30 受付
10:30〜10:40 開会のあいさつ
10:40〜12:00 対談「対話型鑑賞の黎明期」逢坂 恵理子・福 のり子
12:00〜13:00 休憩
13:00〜14:45 パネルディスカッション「美術館と対話型鑑賞」黒澤 伸・稲庭 彩和子・原 泉・都筑 正敏(モデレーター)
14:45〜15:15 休憩・来場者交流時間
15:15〜17:00 パネルディスカッション「学校教育と対話型鑑賞」沼田 芳行・似内 達吉・末永 幸歩・北野 諒(モデレーター)
17:00〜17:30 質疑応答・閉会のあいさつ
[2日目]
08:00〜09:00 受付
09:00〜09:10 開会のあいさつ
09:10〜10:40 パネルディスカッション「科学/医学と対話型鑑賞」大野 照文・三成 寿作・森永 康平、北野 諒(モデレーター)
10:40〜10:50 休憩
10:50〜12:20 パネルディスカッション「ビジネスパーソンと対話型鑑賞」加藤 種男・藤原 綾乃・臼井 隆志・平野 智紀(モデレーター)
12:20〜13:20 休憩
13:20〜14:50 レクチャー「対話型鑑賞の功罪:美的知覚の観点から」森 功次
14:50〜15:00 休憩
15:00〜16:30 レクチャー「対話型鑑賞ファシリテーターの育成と課題」伊達 隆洋
16:30〜16:40 休憩
16:40〜17:20 パネルディスカッション「対話型鑑賞の今後」森 功次・伊達 隆洋・北野 諒・平野 智紀(モデレーター)
17:20〜17:30 閉会のあいさつ
※タイムスケジュール・プログラムは変更の可能性がございます。最新情報は随時、こちらでお知らせします。
◎ 主催・お問い合わせ先
VTC/VTS日本上陸30周年記念フォーラム2022「対話型鑑賞のこれまでとこれから」事務局
〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター 内
MAIL:acop@st.kyoto-art.ac.jp
TEL:075-791-9132 (木・金曜日 13:00〜17:00)
WEB:https://www.acop.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/acc09acop/
おっ ! これなんだ ! !
心ゆさぶる作品たち。出会いつながる、出会うよろこび。
今回は、これまでの公募展において、数多くの入賞作品に輝いた作家の方々を「招待作家」とし、招待作家が描かれた作品を展示する「招待作家作品展」も開催いたします。
また、開催期間中は会場内にて審査員の作品講評も上映致します。
皆様、どうぞお気軽に足をお運びください。
お待ちしております。
▼日時:2022年9月8日(木)~11日(日) 10:00~17:00 ※最終日は16:00まで
▼会場:宮城県美術館・県民ギャラリー
〒980-0861 仙台市青葉区川内元支倉34-1
▼表彰式会場:仙台国際センター会議棟2F「橘」
〒980-0856仙台市青葉区青葉山無番地
▼入場料:無料
◇ 開会式
▼日時:2022年9月8日(木)10:00~
▼会場:宮城県美術館 県民ギャラリー
◇表彰式
▼日時:2022年9月11日(日)14:00~
▼会場:仙台国際センター 会議棟2F「橘」
※開会式、表彰式をご覧ご希望の方は、事前に予約申込が必要となりますので、予めご了承下さい。詳細は事務局までお問い合わせください。
◇審査員の作品講評上映
開催期間中、会場内で上映いたします。
◎お問合せ
公益社団法人 東北障がい者芸術支援機構
〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町1-7-18 東洋ワークビル5F
tel:022-266-8533 平日/9:00~17:00
▼主催:公益社団法人 東北障がい者芸術支援機構
作:ライル・ケスラー 演出:浅野佳成 翻訳:小田島恒志
バリアフリー演劇とは
目が見えない人や耳が聞こえない人たちと一緒にみんなで演劇を楽しめるよに、物語の進行に合わせて舞台上を駆け回る舞台手話通訳、セリフの字幕表示や会場全体に流れる音声ガイドを追加したり、演出にも工夫を加えた楽しい舞台です。
Touch~孤独から愛へ STORY
元気づけてやろう!
アメリカのアパートの一室で、ふたりきりで生活する兄弟のもとに突如現れた、謎の酔っぱらいの紳士。兄弟は男を誘拐しようと企みますが失敗し、男3人の奇妙な共同生活が始まってしまいます。Touch=触れることの大切さを伝え、元気満点になれる舞台です。
▼日時:2022年9月10日 (土) 13:10開場14:00開演
(13:00サポートが必要な方のための優先入場※車椅子やお身体が不自由な方 / 13:10会場
13:40開場前舞台説明 / 14:00公演開始※途中休憩あり / 16:00終演予定)
▼会場:ぎふ清流文化プラザ2階 長良川ホール
〒502-0841 岐阜県岐阜市学園町3丁目42
▼入場料:無料 (要整理券・要申込・先着順・定員350名)
▼申込締切 8月12日(金)
▼参加対象:視覚・聴覚障がい者(児)を含む、すべての方にご覧いただけます。
▼鑑賞サポート:舞台手話通訳・開演前舞台説明・音声ガイド(日本語)・車いす観覧席・親子室・イヤーマフ貸出
◎ 申込手順
1.事前に申込みフォーム、FAX , 郵便、メールにてお申込みください
2.後日、TASXぎふから郵便で『整理券』が申込者人数分届きます。
※公演の2週間前までに『整理券』が届かない場合は、お手数ですがTASCぎふまでご連絡ください。
3.当日は、『整理券』を受付に提示してください。ご案内いたします。
申込締切8月12日金曜日※定員になり次第締め切ります。(先着順)
出演:柳瀬太一 佐野準 佐藤勇太
舞台手話通訳:小島祐美 / 音声ガイドナレーター:辻由美子
バリアフリー演劇総合監修:尾上浩二 / バリアフリー演劇芸術監督:北岡賢剛
手話監修:河合依子 / 字幕監修:廣川麻子
音声ガイド監修:大河内直之 / 字幕・音声ガイド製作:Palabra株式会社
◎ 参加申し込み・お問い合せ
TASCぎふ(岐阜県障がい者芸術文化支援センター)
〒502-0841 岐阜県岐阜市学園町3丁目42 TASCぎふ「バリアフリー劇場体験」係
tel:058-233-5377(平日9:00~17:00)
fax:058-233-5811
Email:tasc-gifu@g-kyoubun.or.jp
▼主催:公益社団法人岐阜県教育文化財団、岐阜県障がい者芸術文化支援センター(TASCぎふ)
「大阪府障がい者 芸術・文化コンテスト2022」は、大阪府にお住まい、またはお勤め、学校などに通われている障がいのある方で、芸術・文化活動を行っている個人またはグループの方は、どなたでもご応募いただけます。
ご応募いただいた後で選定会を行い、出演者を選出します。選出された方は、11月開催の本番にご出演いただきます。
ダンス、音楽、お芝居など、日頃から芸術文化活動に取り組んでおられる方へ夢の舞台を用意します。この機会にぜひご応募ください!
▼日時:2022年11月20日 (日)
▼会場:国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)多目的ホール
〒590-0115 大阪府堺市南区茶山台1-8-1
※公演開催の詳細については、改めて情報公開します。こちらからご確認ください。
▼参加料:無料
◎応募条件等
▼出演条件
・大阪府にお住まい、またはお勤め、学校などに通われている障がいのある方で、芸術・文化活動を行っている個人またはグループ(10名以内で障がいのある方が出演者に半数以上含まれていること)
▼出演時間
・音楽(楽器演奏、バンド演奏、歌唱など) 5分以内
・ダンス(車いすダンス、創作ダンス、ジャズダンス、ストリートダンス、ヒップホップダンスなど) 5分以内
・演劇(人形劇、朗読劇、ミュージカルなど) 15分以内
・その他芸能全般(落語、マジックなど) 5分以内
▼費用:無料
※但し、応募に係る費用は自己負担になります。
▼募集締切:2022年7月31日(日)必着
▼応募方法
次の(1), (2)を封筒に入れてご郵送ください
(1) 所定の応募用紙(ビッグ・アイのサイトからダウンロードできます)
応募用紙に必須事項をご記入ください。発表内容については、できるかぎり詳しい内容をご記入ください。※ダンスであればジャンル、楽器演奏であれば楽器名など
(2) 応募資料
ご自身の日頃の活動内容がわかる映像または音源
・映像:練習風景や他の発表会の様子を撮影したものなど
・音源:歌唱や楽器演奏などを録音したものなど
※音源の提出は、音で選考判断できる演目に限ります
・提出媒体
パソコンかDVDプレイヤーで再生できるもの(DVD-R、CD-R、USBメモリー、SDカードなど)
動画をYouTubeなどに公開されている場合は、公開先URLをご連絡ください。
▼出演者の選定
・応募資料(映像・音源)による選定会を行います。選定基準は「技術力」「表現力」「個性やオリジナリティ」等の項目です。
・出演者決定通知:2022年8月下旬には、当選・落選の結果通知を郵送します
・事前打合せ会:発表内容(音響、照明、進行)や本番当日のお願いなどについて、打合せ会を行います。出演される方は、必ずご出席ください。(10月中旬の土曜日予定)
昨年度に開催した「大阪府障がい者 芸術・文化コンテスト2021」の模様は、下記のURLよりご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=zWaZV7Tagi4
◎お問合せ
国際障害者交流センター ビッグ・アイ「コンテスト」係
〒590-0115 大阪府堺市南区茶山台1-8-1 2F 事業企画課
tel: 072-290-0962 fax:072-290-0972 HP :https://www.big-i.jp/
※電話でのお問合せは、土・日・祝を除く午前10時~午後5時とさせていただきます
Email:contest@big-i.jp
▼主催:大阪府