障害とアートの相談室では、障害のあるなしに関わらず誰もが参加できるアートスペース「オープンアトリエ」を継続して開催しています。昨年度からは企業と連携したワークショップも開催、地域を巻き込んだアートの場づくりに取り組んでいます。
今年度は引き続き、リコージャパン(株)奈良支社さんとの共催で、写真を素材としたワークショップ「世間遺産」を開催します。冬の奈良の探検にぜひおこしください!
私たちの身の回りを見まわしてみると、生活のふとした瞬間や、人とひととの交流の中に、たくさんの大切な風景があることに気づきます。今回のワークショップではそんな風景を「世間遺産(せけんいさん)」と名付け、写真に残してみたいと思います。
写真家・天野憲一さんのレクチャーを受けたあと、グループに分かれて奈良のまちなみを散策。あなただけの世間遺産を探してカメラで撮影しましょう。その後、参加者全員で写真を見せ合いながら思いおもいに語り合います。また最後には、写真を印刷してみなさんにお持ち帰りいただきます。
▼日時:2023年12月16日(土)13:30~(受付は13:00~/終了は16:30を予定)
▼会場:BONCHI(ボンチ) 3階大会議室(奈良県奈良市橋本町3-1)
*こちらの会場に集合したあと、グループに分かれて近くのまちなみを散策します
*会場にはエレベーターがあります
▼対象:小学生以上。障害のある人、ない人、こども、おとなを問わずどなたも参加いただけます
▼定員:15名/先着順
▼参加費:無料
▼講師:天野憲一(写真家)
▼持ち物:デジタルで写真を撮るための道具―デジタルカメラやスマートフォンなど
*機材を持っていない方は事務局からお貸出ししますので、申し込み時にお申し付けください
▼申し込み〆切:2023年12月14日(木)
*定員に達し次第、受付を終了します
▼講師:天野憲一さん
1971年大阪生まれ。 大阪芸術大学写真学科卒業。在学中より作品を発表し、1999年よりThe Third Gallery Ayaと関西で活動する写真家とのエキシビジョンプロジェクト「Argus」に参加。以来、個展・グループ展を多数開催。清里フォトアートミュージアムに作品コレクションがある。 作家活動を軸にしながら、写真ワークショップや芸術系大学講師(成安造形大学・神戸芸術工科大学・大阪国際メディア図書館)等、社会的なテーマのもと、写真の可能性に着目した実践活動を展開している。また、2019年に介護福祉士の資格を取得し、障害を持った人々の生活支援を行っている。
~ワークショップにむけて~
「世界遺産」なら知っているけど、「世間遺産」って何だろうと思うかもしれません。
有名な場所ではなく、思わず人に話してみたくなる、私たちが未来の世代に残しておきたい「人・もの・風景」のことです。難しく考える必要はありません。町を歩いて目に留まったもの、この先も伝えていきたいもの、素敵だなぁと思うもの、これらすべてが「世間遺産」なのです。カメラを持って、ほんの少しだけ意識をするだけで、今まで見えてこなかった風景や情景が見えてきます。さあ、一緒に町を歩いて、世間遺産を探してみましょう!
▼お願い・ご注意:
・写真を撮影するための機材をご持参ください。画像で写真を見せ合うため、フィルムカメラではなく、デジタルカメラやスマートフォンをお持ちください。機材を持っていない方は事務局からお貸し出ししますので、申込み時にお申し付けください。
・屋外でのまち歩き(50分程度)を行います。防寒のための服装や、歩きやすい靴など、まち歩きに適した服装でご参加ください。
・ワークショップでは、障害のある人とのアート活動に慣れたスタッフがサポートに入ります。車いすの方など、特にサポートが必要な方はお申し込み時にお申し付けください。
▼申し込み先:
下記のフォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/xBGR9VMavCSaxKBv9
▼本イベントに関するご連絡先
たんぽぽの家(担当:岡部、大井、げんば)
メール=artsoudan@popo.or.jp
TEL=0742-43-7055
FAX=0742-49-5501
共催:一般財団法人たんぽぽの家「障害とアートの相談室」、リコージャパン(株)奈良支社