レポート:【第1回】吉野エリアでのオープンアトリエ

参加者を交えてのディスカッション

本日は吉野エリアでの第1回オープンアトリエ「レクチャー編」が開催されましたので、報告いたします。

講師の水野浩世さん

講師の水野浩世さん

今回の講師はご自身もアーティストであり、障害のある人の創作活動の支援を行っている水野浩世さん。「福祉現場にアートを取り入れること」をテーマにレクチャーをしていただきました。参加者は今回のオープンアトリエに協力いただいている吉野学園、わーくさぽーとPonoのスタッフの皆さんで、熱心にお話を聞かれていました。
レクチャーの中では、水野さんがこれまで関わってきた現場やアーティストの事例を紹介しながら、彼らとの関係性の作り方や、創作力を引き出していったプロセスについてお話いただきました。特に「初めから何か作品を作ろうとするのではなく、彼らが本当に好きなことは何なのか、何をしたいのかを大切にすることが大事だ」という言葉が心に残りました。
レクチャーの後にはオープンアトリエの参加者の皆さんとのディスカッションが設けられ「利用者のみなさんの好きなことややりたいことはなんとなく分かるのだが、それをどうアートに結びつけていけばいいのか」、「創作活動がルーティンになってしまい、逆にその人の負担になってしまうこともあるのではないか」といった、現場に携わるスタッフならではの鋭い質問が交わされていました。中には実際に施設で作られている絵画作品を持ってきた参加者の方もいらっしゃり、アートの見方や創作の支え方に関して活発な議論が行われました。

 

参加者を交えてのディスカッション

参加者を交えてのディスカッション

次回、吉野エリアでの第2回オープンアトリエは、11月4日(金)14:00~16:00で、今回と同じくわーくさぽーとPonoで開催されます。講師にはふたたび水野浩世さんをお招きし、障害のある人の創作活動の支援について、実地的に学びます。
参加ご希望の方は、下記のお申し込み先まで、参加者名、希参加者数、お電話番号をお知らせください。

一般財団法人たんぽぽの家(担当=大井・岡部)
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
Tel=0742-43-7055
Fax=0742-49-5501
E-mail=artsoudan@popo.or.jp

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