近畿2府4県において、障害のある人とパフォーミングアーツに取り組む団体による公演「障害のある人のパフォーミングアーツ」第1回目の配信を行いました。このイベントでは、2回に渡って全6団体のパフォーマンスをオンラインで生配信します。
今回の公演では、会場となるアトリエみつしまSawa-Tadori(京都)のオーナーで、美術家・鍼灸師の光島貴之さん含め、ふたりのおしゃべりな人たちの副音声「おしゃべりガイド」というものにも挑戦。こどもの頃に視覚を失った光島さんには舞台上の出来事が見えません。舞台で繰り広げられることを光島さんに伝える。そして「あーでもない、こーでもない」と話す。解説とも違う「おしゃべり」によって、舞台を視覚以外の違った角度からも楽しめるよう、今回このような副音声実況を試みました。こちらは後日配信する動画で楽しんでいただけるようになっています。
第1回公演では、即興音楽の「おとあそび工房」と演劇の「劇団くらっぷ」によるパフォーマンスを披露。
配信当日、まずは、おとあそび工房のパフォーマンスからスタート。
何が起こるのかな?と体を澄ませて舞台を見つめます。詩の朗読、ハーモニカ、ウィンドチャイムの音、ピンポン球が飛び交い、当たって、音が跳ねる。徐々に動きに熱が帯びてきて、目にも耳にもカラフルな風景が繰り広げられました。おしゃべりガイドではまた、目の前で起こっている現象を追いながら言葉にする、という大変な作業が繰り広げられています。パフォーマンスもだんだん盛り上がってきたところで、照明が消えた。。!
電気系統のトラブル発生により、生配信も一時中断してしまいました。(ごめんなさい!でもライブの醍醐味、と温かく見守ってください。)
第2回の配信ではこの問題も解消し、お届けできることを願います。
おとあそび工房の後は、劇団くらっぷの登場です。
今回の演目「アンドロギュノスの憂鬱」はコロナウイルスバージョン。コロナウイルスに振りまわされる今の私たちが前面に出てくるような内容です。舞台は、3人の神様の会話から始まります。感染を止めるようはたらく神様と、コロナ禍で行動が制限され悲しむ人間とのやりとりにクスっと笑えるところ、そしてハッとさせられるところもありました。(中野)
人形芝居ぬくぬく座(大阪)/劇団まちプロ一座(滋賀)/ ポズック楽団(和歌山) /WAKUWAKU座 (京都)の4団体が登場します。
みなさま是非ご鑑賞ください。
◎視聴はこちらから ↓↓↓
YouTube「エーブル・アート・チャンネル」にて配信します。
※一部、事前収録したパフォーマンスを配信いたします。
*ご視聴は予約不要・無料です。
*配信の状況により、終了時間は前後する可能性がございます。
*第2回の配信後「オープンネットワークミーティング」を開催します。(詳細は別途お知らせいたします。)
*上演されるプログラムに関しては、生配信後、編集を加えたうえで改めて記録動画を公開します。