レポート:【第2回】オープンアトリエ「アートラボ・ヨシノ」(吉野エリア)

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11月4日、吉野エリアでのオープンアトリエ「アートラボ・ヨシノ」第2回を開催したので、ご報告します。

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講師は前回に引き続き水野さん

今回の講師は前回に引き続き、ご本人もアーティストであり、障害のある方々の創作活動のサポートを続けている水野浩世さん。今回は開催会場である吉野学園で日々行われている創作のプログラムに講師として入り、様々なアドバイスやアイディアをもらいながら進めていきました。

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吉野学園で作られている作品たち

今回のワークショップで特にテーマになったのは画材でした。普段は白い紙にペンや絵の具で絵を描いている皆さんですが、今回は水野さんが持参した画材を使い、黒い紙に白いペンで絵を描いてみたり、蛍光色が塗れる特殊なペンで描いてみたり、と、様々な表現にチャレンジしました。メンバーの皆さんは時には「描きにくいなぁ」と文句を言いながらも、触れたことのない素材の触感や描き味を楽しんでいる様子でした。
普段から創作プログラムをサポートしているスタッフからも「(絵の感じが)全然変わるなぁ!」「かっこいい」といった声が聞かれ、またスタッフも実際に新しい画材を体験してみるなど、”アートラボ”らしい実験が沢山行われました。水野さんは「画材は”可能性”。同じ絵でも紙やペンが変わるだけで全く見え方が変わってくる。個人個人が自分の好きな表現を探せるような環境が必要」「スタッフ自身も楽しんで色々と試してみることが大切」とおっしゃっていました。

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新しい画材にチャレンジするみなさん

また、もう1点大切にしていたのは「色んな表現を大切にすること」でした。水野さんは色鉛筆を使って絵を描くメンバーが、鉛筆の削りカスを大事に箱に集めているのを見て「もしかしたらこの削りカスも彼の表現なのかもしれないね」とアドバイスするなど、従来のアートの捉え方を超えた表現を認めることの大切さにも触れていました。

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削りカスを大切に集めるメンバーも

次回、吉野エリアでのオープンアトリエ「アートラボ・ヨシノ」は、12月8日(木)15:00~17:00で、今回と同じくわーくさぽーとPonoで開催されます。講師にはたんぽぽの家、アートセンターHANAより吉永朋希さんを呼び、作品の展示方法など展覧会の作り方について、実際に作品を取り扱いながら学びます。
参加ご希望の方は、下記のお申し込み先まで、参加者名、希参加者数、お電話番号をお知らせください。
また、障害のある人の創作活動をサポートする、アートサポーターも同時に募集しておりますので、ご興味の有ります方は是非お問い合わせください。

一般財団法人たんぽぽの家(担当=大井・岡部)
〒630-8044 奈良市六条西3-25-4
Tel=0742-43-7055
Fax=0742-49-5501
E-mail=artsoudan@popo.or.jp

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