インターンシッププログラムが開催されました

奈良障害者芸術活動支援事業インターンシッププログラムの三日間が終了しました。福祉施設の方から学生まで個性的な六名の参加者が集まり、それぞれの立場、それぞれの関心を持って熱心に参加してくれました。
一日目にはアートセンターHANAの仕組みを学び、午後にはアトリエプログラムに参加し、あるメンバーの制作のサポートを実際に行い、障害のある方に寄り添っていくことを身体で体験しました。夜に行われた「スタッフインタビュー」、交流会では、アートと福祉の関係といったことに話題が及び、HANAのスタッフたちも改めて自分たちの活動について考えていたのではないかと思います。
二日目午前は、フェルトプログラムと陶芸プログラムに分かれましたが、いずれもメンバーたちの状態に合わせて仕事や制作を生み出していく工夫、試行錯誤が行われており、一日目とは少し違った視点からメンバーに寄り添い方を考えられる時間でした。午後にはケアとアート活動の関係を考えるレクチャー、作品の展示の方法を学ぶレクチャーが持たれ、具体的な実践に近づいて行きました。いずれもスタッフの具体的な実践を見ることをとして、日常の細やかな出来事に対するスタッフの目線を知る事の出来た時間になったのではないでしょうか。
最終日は感想や疑問を話し合い、幕引きとなりましたが、参加者のみなさんは、疑問が解決するどころか考えることが増えてしまったそうです。そういったモヤモヤも今後の活動の糧にしていただき、また分かち合う機会が持てたらと思います。
参加者の皆さん、関わってくれたHANAスタッフ、そしてメンバーのみなさん、本当におつかれさまでした!

(レポート:「インターンシップ」スタッフ 菊竹智之)

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