「近畿圏における障害のある人の芸術文化活動に関する調査の報告」
アンケート調査にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。ご協力いただいた皆様にはあらためてご連絡させていただきます。
[ご報告]
実施時期:2024年6月28日~8月18日
実施目的:近畿圏内の障害のある人たちのアート活動の実態把握
アンケート対象:
①近畿圏内(滋賀県・京都府・大阪府・奈良県・兵庫県・和歌山県)の障害者福祉サービス事業所、特別支援学校、絵画教室などのアトリエ
②近畿圏内でアート活動に関心のある障害のある人
アンケート方式:Google formによる記入式
回答数:260件(団体:223件、個人:36件)
回答はpdfにて詳細をまとめています。
[総括として]
福祉施設における芸術文化活動で求められていること
・職員のスキルアップ(組織内でのアート活動の理解や入門編的な勉強会や体験の機会)
・場所と人の確保(画材や創作後の作品/外部講師、アートサポーター)
・地域での連携(他団体、企業、文化施設等)
・効果的な情報発信(活動は始めているが、活動や作品の周知が難しいと感じている団体が多い)
・利用者、支援者の高齢化による、アート活動へのアクセス減
・個人で活動するアーティストの支援の強化(福祉施設に通っていない休日等も含む)
まとめ
創作の場や発表の機会は少しずつ増えている。「つくる」「つたえる」の前後にある、「環境や作品をととのえる」「表現や活動をひろめる」部分での具体的なノウハウを共有する機会が必要。異分野連携が活動継続のポイント