生産効率やコストが優先されがちな風潮がある一方で、そういったものに縛られない、むしろ逆行するかのような価値観でデザインを行うデザイナーもいる。本シンポジウムでは、そういったデザインのありかたを通して多様な人々とのものづくりや、デザインの役割について考える。
主催するのは、デザイナーやイラストレーターなどを中心に主に障害者福祉分野のデザインワークを行う任意団体TOKYO SOCIAL DESIGN。代表の加藤未礼さんは「様々な制約がある中で丁寧なリサーチを重ね最善策を導き出すデザインプロセスには、福祉領域に限らずどんな課題のある現場にも通貫する学びがあるはず」と言う。
今回登壇するゲストは、ユーザーの使い勝手を最優先に考え、独自の徹底したリサーチと素材へのこだわりから生まれる唯一無二のプロダクトで知られるポスタルコ、「 福祉とあそぶ 」をテーマに、デザインの力を最大限に生かしたブランディングで魅力的なプロダクトを次々と生み出すHUMORABO、プロダクトデザイナーであり、現在常滑を拠点に福祉の現場でのプロジェクトに取り組み始めた高橋孝治さんの3組。それぞれデザインへの向き合い方、いちばん大事にしていることなどを伺いつつ、来場者との意見交換を交えた後、ネットワーキングを行う。より良い未来のために必要なことは何か、人間中心のデザインとは何か、いま一度考えてみたい。
▼日時:2025年3月8日(土) 13:00~18:00
▼会場:AXISギャラリー ※アクセス
東京都港区六本木5-17-1
▼定員:100名
▼参加費:一般 4,400円(税込)学生割引 2,200円(税込)オンライン 2,200円(税込) ※オンライン参加者には後日アーカイブ動画を送ります
▼詳細・申込み:Peatix
◇トークゲスト:マイク・エーブルソン、エーブルソン友理(POSTALCO)、前川雄一、亜希子(HUMORABO)、高橋孝治
◇モデレーター:加藤未礼(TOKYO SOCIAL DESIGN)、佐野恵子(AXISギャラリー)