平城宮に復原された大極門の建築端材となったヒノキの木にふれ、平城京周辺から出土した石を使って、木材をたたいて・みがいてつくる木工ワークショップです。石でたたいた木の表面に、浮造りという伝統的な研磨方法で木をみがいいていくと、石のような凹凸と美しいツヤのある不思議な木目があらわれます。専門的な木工機械の技術や制作環境がなくても、誰でも親しみやすい木工が体験できるプログラムです。福井県鯖江市で木地師としてうつわづくりを行う「ろくろ舎」の酒井義夫さんと一緒にたたいて・みがいて制作し、変化する木目のおもしろさを見て触って楽しみます。
▼日時:2023年3月28日(火)1回目/10:30~ 12:00 2回目/13:30 ~15:00
※1回目も2回目も同じ内容です。
▼会場:平城宮跡歴史公園 平城宮・いざない館 多目的室
▼募集対象:木や石に関心のある人ならどなたでも(障害の有無、年齢、国籍など問いません)
*小学校低学年以下のお子様が参加される場合は、保護者の付き添いが必要です。
*障害等の理由により参加にあたってサポートが必要な場合は、サポートする方と一緒に参加してください。
▼定 員:各回 15 人(組) *先着順
▼参 加 費:レクチャー費として 500 円(税込)を会場受付でいただきます。
このワークショップは、一般財団法人たんぽぽの家が行う障害のある人たちの伝統工芸との協働をとおしてあたらしい仕事を作る「NEWTRADITIONAL」プロジェクトの一環として取り組んでいます。奈良県内の木工家や木材メーカーなどを訪れ、障害のある人たちと「たたいてみがいて つくる木の仕事シリーズ」を展開してきました。奈良にあるもの・いる人でできる木の仕事は何かを考えています。
【 講師 】
酒井義夫(ろくろ舎主代表 / 木地師 )
【 開催内容 】
1.大極門はどのような建築なの?何に使われていた?
平城宮跡歴史公園のスタッフが大極門についてご紹介します。
2.どのような道具を使ってたたくの? みがくの?
「たたいて みがいて つくる木の仕事」を紹介し、たたき方&みがき方をレクチャーします。
3.好きな形の木材と石を選んで、たたいて、みがいてみよう!
たたいて、みがいて、制作していきます。制作した小さな木材はお持ち帰りいただき、大きな木材は後日加工して公園内の案内表示として使用を予定しています。
▼主催:文化庁、一般財団法人たんぽぽの家
※本イベントは、文化庁委託事業「令和 4 年度障害者等による文化芸術活動推進事業」の一環で実施します。
◎お問合せ先
一般財団法人たんぽぽの家
〒630-8044 奈良県奈良市六条西 3-25-4
Tel:0742-43-7055
Fax:0742-49-5501
E-mail: nt@popo.or.jp